南宮神社
本殿
所在地
広島県府中市栗柄町2980
祭 神
孝霊天皇・伊弉諾尊・伊弉冉尊・金山彦命を主祭神として十四柱を祀る
大同二年(八〇七年)の創建で、大昔は宮内の吉備津神社と肩を並べる備後三大社の一つであった。一説には、吉備津神社が一ノ宮に昇格以前は、当社が一宮であったとも伝える。
現在の本殿は、寛文九年(一六六九年)の造営と考えられ、正面五間、側面三間で入母屋造りである。大規模な五間社は県内に例が少ない。特徴として向拜は千鳥破風・唐破風付。
内部は身舎柱が立ち仏堂的な建築様式である。
近くには神仏習合を物語る別当の神宮寺があり、また、境内に鐘楼が残っている神社は珍しく、往古は非常に隆昌を誇った神社である。
南宮神社の掲示板より
拝 殿
本殿右に境内社
左から
寒之神
市杵島神社
出雲神社
木船神社
境内から東に下ると
四ッ堂と休憩所
右側の参道階段
ここから参道階段
椅子も準備してあるので一休み
階段の上が随神門
看板から数分進むと休憩所、その先が孝霊塚
本殿左に御神宝である御神像の説明
随神門をくぐると左右に参道階段、正面上は拝殿
参道脇の駐車場
ここから先には駐車場が無いので徒歩
大鳥居
本 殿
孝 霊 塚
休憩所の先に孝霊塚の看板
鐘楼からの本殿
鐘 楼
本殿前右の狛犬
本殿前左の狛犬
随神門の左に
神馬舎
手水場
随神門の右に
手水舎
参道入り口
南宮神社の鐘楼は神仏習合時代の名残りで、当社が大社であったことを示している。 方一間切妻造り、箕甲本瓦葺、四方吹き放ちの形式の鐘楼は、全国的にもかなり古い遺構であり、四本の角柱を内転びに建ててあり、虹染形頭貫と台輪を設け、下部に二本の貫を入れて、軸部を固めている。
初代の鐘楼は、福島政則が広島に持ち帰ろうとして尾道沖で沈没。二代目は安政二年(一八五五年)ペルリー来朝の際、外国船に対する海防の目的で、幕府の命により、鐘楼を大砲に改鋳する事になり徴発されました。由来、一五〇年程、梵鐘の無い鐘楼となっていましたが、神社に鐘楼があるのは、全国で二百余り社、うち広島県は当社を含み二社で珍しいとされている。三代目の梵鐘として京都の岩澤鋳造(株)にて鋳造し、平成十六年七月に釣り下げることが出来たのである。
境内の掲示板より